海中を飛ぶ鳥

怒られ慣れてしまったダメダメ社会人の日常を徒然と

カツカレーの日について語りたい

 

 

 20代の後半にも差し掛かると現実的な恋愛漫画が読みたくなる。

西先生の漫画は、現実的だがどこかファンタジーな部分があると思う。でも、女性が内心思ってる事をズバッと描いてしまう辛辣な部分もあるから共感してしまうのかなと。

さて、カツカレーの日

28歳って確かに結婚したくなる年だな感じる。

周りも結婚が増え、勝手に30までにはとラインを設ける。

勢いだけじゃないけど・・・・

働いて大体、5年目。このままでいいのか。違った方がいいのか。自分で変える勇気はないけどといっぱい考える年数だと思ってしまう。

主人公は、ずっと愛の形を考えてた。複雑な家庭環境だからとも考えるけどただただ、どの女性も考えていることだと思う。愛した人と恋した人、結婚に向いた人は違うのかなと。

甘えたい気持ちも分かる。いろんな人に思われて贅沢って思うかも知れない。

でも、自分の事を1番に考えてくれる人が欲しいと思う気持ちは、どんな人でも感じることでそこには、男女差はないのかな。

好きと言う気持ちって複雑だなと思った。

 

この漫画の素敵なところは、交換日記だ。本当は伝言板みたいな図書館カフェのノート。そこから話が展開していく。

机の落書き、伝言板、壁の落書き、忘れていたノート。そこに書く返事。内緒話のようでどこかドキドキしてしまう。

そこが、恋のドキドキに変換されてしまうのかもしれない。

吊り橋効果とは、また違うドキドキ感。

思いを書くってドキドキするけど、整理もできる。誰かに見て欲しい気持ちもある。

そこから話が始まる素敵さ。ここが日常の中の非日常だと思う。

 

ただ、西先生が書く、おじさまが本当に素敵だ。

娚の一生の先生もかっこいい。

どこか皮肉な感じなんだけど、年齢と一緒に経験も重ねて、引っ張っていくというよりも、主人公を見守っているというよりも、転がしていると思いきや転がされてる感。

こんな人に会いたいと思ってしまうのは、たぶん恋愛経験が少ないからかな。

 

ただただ最後は、ほろりとしてしまった。

 

色々な愛の形が見えた漫画でした。

ぜひぜひ。